これまで、疲労物質＝乳酸　と考えられていましたが、数年前にこれが間違いであることが判明しました。

実際の疲労の原因
FF（ファティーグ・ファクター）というタンパク質であると考えられています。
これは肉体的疲労はもちろん、精神的疲労によっても発生します。
このFFによって脳に「疲れたよー」と信号が送られ、細胞の機能が低下していきます。
またFFは蓄積すると細胞死が促進されて、生活習慣病を引き起こす原因にもなると言われています。

疲労の解消方法
それはFR(ファティーグ リカバー ファクター)と呼ばれる物質を体内に増やすことです。　FRは傷ついた細胞を修復し、さらにFFを除去する作用もあります。 FRの増やし方 ・運動：運動をするとFFが増えますが、それに反応し、FRも増えます。FFは運動後30分程安静にすれば無くなっていきますが、FRは運動後数時間は体内に残り、FFを除去します。少し体を動かしその後休むことが疲労回復に一番良い運動の仕方です。

・入浴：41度以下のぬるめのお湯に10分ほど浸かるとFRを出すことができます。

・食事：FRは「イミダゾールジペプチド」というアミノ酸化合物を摂取することで増やすことができます。鳥の胸肉や魚の赤身（カジキやマグロ、カツオなど）豚ロースなどがオススメです。

・睡眠：FRを増やすうえで最も必要なのは睡眠です。 脳を休めFFを増やすのを止め、FRによって回復することが疲労回復に最も効率が良いと言えます。