脊柱管狭窄症
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2018-01-06
院長コラム
毎週水曜日は院長の健康講座
今週のお題は『脊柱管狭窄症』
50歳代以降にしばしば診られます。
脊柱管とは何︖
脳が首の部分で細くなって脊髄を形成し、背骨の中のトンネルを通ってお尻の部分まで下がります。
この脊髄が通るトンネルを脊柱管といいます。首から腰まで連なります。
このトンネルのすぐ内側には靭帯が存在し、この靭帯が腰への負担や加齢によって分厚くなることでトンネルが狭くなります。
特に腰の部分でよく発生します。
それによって脊髄が圧迫され、神経痛の症状が現れます。
これを脊柱管狭窄症といいます。
基本的には慢性腰痛症の方に発症します。
症状は 脚のシビレ 脚の鈍痛 坐骨神経痛 足裏のゴワゴワ感 歩行障害(間欠性跛行) 排尿障害 など
脊柱管狭窄症は3タイプに分けられま。
タイプによって症状も違います。
腰を曲げると症状が緩和されるのも狭窄症の特徴です。
手押し車を押すと長い距離を歩けるというのは正にこれです。
手押し車に体重を預けるからではなく、あの角度が絶妙に楽なんです。
狭窄症は腰痛が土台としてあるため、腰痛の治療をすることで症状が緩和される場合が多く診られます。