日光浴のススメ
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2015-01-23
院長コラム
日光浴は身体と心の健康にとても役立つようです。日光浴をすると皮膚が紫外線B波にさらされ、体内でビタミンDが生産されます。
このビタミンDレベルが最適な高齢者は、低い人と比べて認知機能障害のリスクが半減するそうです。
また、サプリメントを使用してビタミンDレベルを高めると、うつ病が改善することもわかりました。
さらにはビタミンDには長寿効果があるようです。
免疫システムの働きを助けて呼吸器感染症を予防する、炎症を抑える、血管や心臓病の機能を改善する、老化を防ぐ、ガンの発症や進行に関連するメカニズムを妨害するなど、たくさんの有益な働きがあります。ビタミンDレベルの高い人は、低い人と比べてガンの発症リスクが2~8割も低下するようです。
適度な日光浴は、条件にもよりますが、週に3日、1日約15分間、日差しが強い時間帯に日焼け止めなしの状態で、肌の3~4割を日光にさらすことで十分なようです。紫外線に当たりすぎると皮膚ガンのリスクが高まりますので注意も必要です。
ビタミンDはサケやウナギのような脂肪の多い魚、卵黄、乳製品、キノコ類に多く含まれます。